今や日本人野球選手といえば、だれもがアメリカ大リーグ、エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手を思い浮かべることでしょう。
ところで日曜日の朝のTBSのテレビ番組「サンデーモーニング」をご存知でしょうか。
この番組のスポーツコーナーのコメンテーターを長年、張本 勲(はりもと いさお 79歳)さんが担当されています。
ところでこの張本氏ですが、2019年の夏の高校野球の目玉である最速163キロ投手、大船渡高校の佐々木朗希投手の「登板回避」に対して「喝」を入れ、大炎上になっています。
張本勲氏によると
「ケガが怖かったら、スポーツはやめた方がいい」
「野球選手はケガをして強くなる」
「体の不調は根性で克服しろ」などと、
まるで佐々木朗希投手が壊れた方が良いような発言を繰り返しています。
ではなぜ張本勲氏は佐々木朗希投手が壊れることを望むような発言をするのでしょうか。
張本氏の炎上発言まとめ
炎上発言① 50歳を超えてもがんばるサッカーの三浦知良選手に対して、
「カズはスポーツマンとして、もう魅力もない」
「J2は野球で言えば二軍だから、二軍でがんばっても意味がない。」
炎上発言②イチロー選手が日米通算4000本安打を記録したことに対して、
「イチローの記録は日米通算での言わば参考記録。日本記録は私。」
炎上発言③大谷翔平選手がエンゼルスに移籍してすぐのオープン戦で精彩を欠いた点を見て、
「大谷は四分六で成功しない」
「早く日本に帰ってきた方がいい」
炎上発言④メジャーリーグで活躍する田中将大投手、前田健太投手、菊池雄星投手、ダルビッシュ有投手に対してアメリカのバッターに打たれると、
「大きな活躍はできないと思いますよ」
など特にアメリカで現在活躍している日本人メジャーリーガーに対してかなり厳しい意見が多いです。
なぜ張本氏は日本人メジャーリーガーを酷評するのか?
張本氏の発言で気になるのは、同じ野球をやっていても日本でプロ野球をやっている時には案外甘いのです。
ところが同じ選手が、アメリカに渡った途端、手のひらを返したようにやたらと批判してくるのです。
はっきりいって、日本で野球をやるよりもメジャーリーグで野球をやる方が何倍も大変です。
ところが張本氏は、日本人投手が一回でもアメリカ人のバッターに打たれると「それみたことか!」「もうアメリカでは通用しない」など、まるで全てが終わったような発言をします。
このように張本氏は日本人メジャーリーガーに対しては厳しい目を持っているのです。
その理由は、一つには張本氏が持っている記録「通算安打3085本」は日本でのみ通用するが、メジャーリーグからは全く相手にされていない記録だからといわれています。
つまりメジャーリーガーからは、相手にされていない張本氏はそのことが許せないのではないでしょうか。
また張本氏の考える野球観は、昭和的な体育会系気質がはびこる旧日本軍の「玉砕戦法」に通ずる考え方です。
大船渡高佐々木朗希投手に対する張本氏の発言は旧日本軍の「特攻隊賛美論」によるもので「玉砕」こそ美しいという考え方からきているのかもしれません。
それに対してメジャーの選手たちは「ベースボールは楽しんでやるもの」と全く張本氏とは野球観が違います。
この点も張本氏からすると現在の日本人メジャーリーガーたちは、苦々しい存在なのかもしれません。
なぜ張本氏は日本人選手を壊したいのか?
大船渡高校佐々木朗希投手に対する発言だけでなく、張本氏はこれまでも似たような発言をたびたび繰り返しています。
それこそまるで日本人選手が活躍する前に、早めに壊れて欲しいと思っているかのようです。
では一体なぜ張本氏はこのような発言を繰り返すのでしょうか。
一つには張本氏の現役時代に関係するといわれています。
張本氏は現在も韓国籍ですが、現役時代にも自ら「在日韓国人」を名乗っており、そのため試合のたびに耳を塞ぎたくなるような罵詈雑言を毎回浴びせられていたといわれています。
そのことからも現在でも日本人選手が活躍することに対して、苦々しく思っているのかもしれません。